
払い跡(石炭採掘跡)は、空気に触れて自然発火することを防止するため、鉱業法、鉱山保安法で密閉・充てんが義務付けられています。充てん剤として使用する石炭灰中の成分Ca、Mg等とCO2を反応させ鉱物化することで払い跡の充てん強度を高めるとともに、CO2が漏出しない安全で強固な密閉技術、集中監視技術を確立するため、研究所・大学の専門家・研究者の協力を得て実証試験に取り組んでいます。「石炭の利用」と「利用後のCO2削減」をセットで考え、炭鉱だからこそできる、環境負荷低減の新しい挑戦を進めています。
当社が取り組んでいる国家事業の「CO2鉱物化実証試験」は全国の火力発電所から出る石炭灰とCO2を混合し、採掘跡や不要坑道に充填し鉱物化する取り組みです。新聞報道のとおり、本年はCO2分離回収装置を導入し、自社ボイラーで発生したCO2を再利用できるようになりました。これら一連の取り組みは「日本唯一の坑内掘り炭鉱」だからこそできる当社の強みです。今後は釧路市と協調して域内のCO2を回収し、そのCO2を再活用する新たな事業創出を目指し地域一体となった取り組みを進めて参ります。